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10月16日今日の授業(小学5年)
今日、子どもたちが
目をキラキラさせたのは、「理科」でした。

石灰水とは
「水酸化カルシウム」がまじった水溶液です。

この水溶液に息をふきかけると
溶けている水酸化カルシウムに
二酸化炭素が通って白くにごる。

これは受験の定番中の定番の知識です。

そこで、子どもたちにこんなことをたずねてみました。

では、息をふきかけて二酸化炭素を通し、

白くにごったその液に、

さらに息をふきかけたらどうなりますかね」
とたずねました。

(6年生ならわかる生徒は多いのですが、
本日の生徒は5年生なので難題です。)


すると、子どもたちの眼差しが一瞬にして、

真剣になり、

すぐさまみなでディベートをはじめました。

Aくん「…」

Bくん「そんな問題、初めて聞いたぞ」

Cさん「わたしも。」

Dくん「みんな、落ち着いて。
   先生が問題にするんだから、
   ぼくたちに答えられるってことなんじゃない。」

Eさん「なるほど。そうかも。
   でも、まったくわからない。」

Dくん「じゃぁ、ゆっくり考えてみようよ」

Eさん「わかった。まずは、水酸化カルシウムは水にとける。
   だから、水溶液と呼べた。そこに息をかける」

Aくん「水酸化カルシウムが二酸化炭素と結合して
   炭酸カルシウムになる」

Cさん「そうそう。水酸化でなくなって、
   炭酸になっちゃう。だから、にごるんだよね。
   にごっちゃったから、水溶液とはいわない」

Eさん「そこまでは、だれもがわかる。
   その先よね。白くにごったものに
   さらに息をふきかけるっていうんでしょ。

Bくん「もしかして!」

(全員、B君に注目)

Bくん「炭酸カルシウムがどんどんできちゃって、
   ビーカーからあふれたりして」

(みなでしらけた顔)(Bくん小さくなる)

Eさん「あふれませんから。飽和するでしょ。
   ビーカーの中の水酸化カルシウムが
   全部炭酸カルシウムになってしまったら
   そこまで!でしょ。
   だから、にごったままというのが答えじゃない。」

Dくん「そうかなぁ。先生の意地悪ってこと?」

Bくん「先生なら、それもありかな」

Aくん「おれは違うような気がする。
   勘だけど、終わりじゃないんじゃぁない。
   できた炭酸カルシウムに
   二酸化炭素をかけ続けると、
   何かに変化するような気がする」

Cさん「わかった!また、水酸化カルシウムもどるんじゃない」

全員「……」


そのあとも15分程度、
いろんな意見交換をしました。

また、インターネットを使て調べたりもしました。

しかし、「炭酸カルシウム以外のものができる」
「でも、それはわからない」
という結論になりました。


***

受験勉強では、いちいち実験をするわけにはいきません。
また、1題にかけられる時間も限られています。

初見の問題(今まで解いたことのない問題)にであったら、
今、持っている知識を駆使し、
設問者の意図を考えながら、
答えを導き出さねばなりません。

***

わたしが、
できた炭酸カルシウムに、さらに二酸化炭素を
通りし続けると、炭酸水素カルシウムという
物質に変化します。これは水に溶けるので、
透明になります」
というと、

「え〜」という声!
同時に、その答えを各々が真剣な顔をして書きとっていました。

今回、この子たちは、
初見の問題に対して、答えを出すことは出来ませんでした。
もし、この問題が入試ででたとしたら、
不合格になってしまうかもしれません。

でも、わたしは、こんな体験が
子どもたちのこれからの学びに
大きく影響を与え、同時に合否までも左右すると思っています。


10月3日今日の授業(小学5年)
前回の学習をもう一度「思い出せる授業」をします。

どんなに記憶力が良い子でも

大量の知識を扱っているので忘れることがあります。

また、「あっ、わかった」でそのままにしておくと、

いざ必要になったときに

「あれれ」と

なにやらぼんやりした知識になってしまっていることがあります。

そこで、前回の学習を思い出しながら

新たなものを積み上げるようにします。

(前回の課題)

東京駅を中心に、

東京湾の海岸線を書き、

山の手台地の範囲を書いてみましょう。

また、羽田空港・葛西臨海公園、東京ディズニーランドの

位置もその地図に書き加えてみましょう。


でした。


今回は、その図をもう一度書いたあと、

そこに、荒川と多摩川を加えてみてほしいと提案しました。


 □多摩川の下流は、

 東京都大田区と神奈川県川崎市の境をほぼ東西に流れています。

 多摩川の河口には「東京国際空港(羽田空港)」が
 
 なければなりません。


 □荒川の下流は

 東京駅を中心に見た場合、

 東側にあたる「下町」をほぼ南北に流れています。

 荒川の河口には「葛西臨海公園」が
 
 なければなりません。


 また、知識の確認と記述の練習を兼ねて、

 多摩川と荒川について

 知っていることを書いてみよう!と提案しました。

 いくつかの内容がありましたが、

  ‖針狎遒塙喟遒糧羈
 
  荒川は多摩川より長い。
  流域面積は2倍以上。

 ◆‖針狎遒髪多摩湖の関係、

   奥多摩湖は小河内ダムをつくるときにできた人造湖。
   奥多摩湖は正式名称を小河内貯水池ということ。

  などでした。

  文章は遂行すればするほど上手になる、といいますが、
  わたしもそうだと思いました。

10月2日今日の授業(小学5年)
本日参加の生徒たちは

社会を得意とする子が多いので、

つぎのことに気をつけて課題を作成しています。

 ヾ蔽韻鵬鯡世気譴襪茲Δ別簑蠅禄个気覆ぁ

◆ー験勉強としても役立つもの。

 これまでの知識を駆使できるもの。
  さらに知識の確認にできるもの。

ぁ々餮譴瞭媛鯲蓮表現力、

  算数・理科に必要な論理性にも役立つもの。


などです。

欲張りだ!とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、

やること満載の子どもたちにために、

あの手、この手で工夫をしてあげたい、という思いからです。


本日の課題の軸は地理。

東京駅を中心に、

東京湾の海岸線を書き、

山の手台地の範囲を書いてみましょう。

また、羽田空港・葛西臨海公園、東京ディズニーランドの

位置もその地図に書き加えてみましょう。



というのが課題です。

地図を見て位置を覚える。

それをテストで確認する。

覚えることが多い子どもたちにとって

それではつまらない。

また、彼らの志望校合格への

実践力は養えないので、

こんな問題に挑戦するようにしています。



Aくん「山の手台地って、関東地方の地理でやったことないな」

Bさん「だから問題になってるんでしょ」

Cさん「山の手線の山の手だよね?」

Dくん「そうじゃない。となると、武蔵野台地の一部」

Aくん「わかった。江戸時代、各藩のお屋敷があったところだ!」

Bさん「そうか、、江戸城の近辺とその西にあたる高台だね」

Cさん「それならわかった。麹町・牛込・四谷・赤坂・麻布・芝・本郷・小石川ってあたりだね」

Dくん「高禄の武士が屋敷を構えていたところってことね」

Aくん「それなら、山手線の内側から西側ってことだね。」

Cさん「江戸時代に家禄の高かったお侍さんが住んでいたってことが、今の山の手にも影響を及ぼしているってことなんだね」


そんな話をしながら、東京湾の形を確認し、

略地図を書いている子どもたち。

その後、指定された場所を書きいれる際も、

千葉県や東京都のこと、羽田空港から輸出されるものなどを

確認し合いながら、わかったことや話し合ったことを

記述し、略地図を完成させて終了しました。

かかった時間は1時間半。

手ごたえのある、そして楽しかった授業でした。