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ルーブル展 マリー・ド・メディシス
一昨日、上野の森に出向き、阿修羅展を観る前にルーブル展を観ました。

フェルメールの「レースを編む女」は大変な人気でした。

24センチ×21センチという小さな、小さな絵の前に黒山の人だかり。

どこへ行ってもフェルメール作品は人気者ですね。

今回、わたしが会いたかったのは

「マリー・ド・メディシスの肖像」と「レンブラントの肖像」でした。

ここでは「マリー・ド・メディシスの肖像」について

お話させてくださいね。


まずは、主人公のご紹介から。

彼女の運命を知れば知るほど、同じ母として、同じ女性として、

なんとも心が痛くなるお母さまは多いのでは?と思います。

Marie de Medicis

【マリー・ド・メディシス】

彼女は フランスの国王 アンリ4世の妻であり、ルイ13世の母。

イタリア・フィレンツェの名門メディチ家に生まれた彼女は

1600年、27歳の時に、

前妻マルグリット・ド・ヴァロワと離婚したばかりの

アンリ4世に見初められフランス王室に嫁ぎます。

その結婚は、当時、国家予算とほぼ同額と言われた

持参金目当ての政略的婚姻だったといわれています。

しかし、その翌年(1601年)

彼女はのちのルイ13世を産み、母になります。

彼女に聞いたわけではありませんが、

彼女の人生の中で、このころが一番幸せだったかもしれません。

しかし、そんな幸せの日々は長くは続かず、

1610年 熱狂的なカトリック教徒によって

夫アンリ4世は暗殺されてしまいます。

当時 息子ルイ13世はまだ8歳。

マリーは息子ルイ13世の摂政として

フランス王政を担うことになったのです。

日本には「女でひとりでわが子を大きくしていく」

そんな言葉がありますが、その心境に近かったと思います。

ですが、彼女はイタリア人。フランスに人脈が乏しい。

そこで、イタリア人に頼るのですが、そこはどの時代も同じ。

頼りにした人たちはどうしても私利私欲に走ってしまい、

フランスの経済はガタガタになってしまうのです。

そして、最愛の息子 ルイ13世との対立。

クーデター、幽閉、国外追放…1642年 69歳で没。

こんな人生を歩んだ人でした。


【上野の森にやってきた母としての彼女】

会場に入るや否や、彼女は正面に表れます。

高さが3メートル以上もある大きな版形!圧倒されます。

彼女の凛としたその表情、

そして、ドレス一面に刺しゅうされたフランス王家の紋章(百合)。

実は、マリーはこの絵を描く前に、この衣裳を着て

「サン・ドニ聖堂におけるマリー・ド・メディシスの戴冠式」に臨み、

その後、画家ルーベンスに描かせたものだとわかっています。

(「サン・ドニ聖堂におけるマリー・ド・メディシスの戴冠式」の
絵は→こちらから

その絵の彼女は、

さあ!これから わたしは母として、わが子のために頑張らないと!

フランスを背負っていかねば!

そんな強い意志を感じていたのでしょうね。

でも、その表情には「わが子のため」という思いなのか、

どこか、満たされたものを感じるのはわたしだけでしょうか?

わたしは、いつもこの絵の

その母としての強さ、美しさに心を惹かれます。

そして、母にとって、有名、立派、富裕、野心、名声……

そんなものはいらないんだ。

母が、本当に願うものは、

わが子の成長と、成長したわが子と過ごす平穏な日々、

ささやかな日々だと教えられるのです。

お母さまも彼女に会いに行かれ、

母としての何かを感じていただければなあ。と思っています。

阿修羅展… お子さんといかがですか?
昨日、仕事の合間に「阿修羅展」を観に行きました。

平日の午後だというのに、大変な人ごみで、

報道によると、昨日来場者数が30万人を超えたのだそうです。

ご存じのとおり、この「阿修羅展」は

奈良の興福寺送検1300年記念として開催されています。

その興福寺は710年、

藤原鎌足の子ども、不比等によって創建されたのですが、

その歴史といえば、

「消失と再建の歴史」

なかでも、治承4年(1180年)、源平の争いの最中、

平重衡の兵火による被害は甚大でしたね。

(当方の地歴複合講座に参加いただいている生徒さんには
「南都焼討」としてご紹介しましたね。)

文字通り一山灰燼に帰したのです。

その後も幾度にも渡り、火事に罹災しています。

今回展示されている仏像たちは、そんな被害の中、

運び出され、難を逃れたものばかりです。

親子で観覧しながら、

いろんなお話ができるのではないでしょうか?

新緑の上野、お子さんとお出かけになってはいかがでしょうか?

【八部衆について】

 ゞ枡疝紂覆んなら)(頭上に1本の角を持っている)
◆〆紙四紂覆気ら、しゃがら)
(頭上に蛇が捲きついている)
 鳩槃荼(くはんだ)
(大きな口は耳まで裂け、炎髪で目を吊り上げた怒りの形相)
ぁ仝淺浄(ごぶじょう)
(上半身だけです。残念)
ァ”婆迦羅(ひばから)
(他の像より、少し老相に造られ、あごひげをたくわえている)
Αヾワ鯒漫覆韻鵑世弔弌
(獅子冠をかぶり、両目はほとんど閉じられている)
А_猩依紂覆るら)
(鳥の頭をしています。翼を持ち、笛を吹く姿に造られている)
─^そね紂覆△靴紊蕁
(八部衆に属する仏教の守護神。姿は、三面六臂(三つの顔に六つの腕))

,ら┐8体が揃って現存してます。
ただ、五部浄像は大破して胸から下の体部が失われています。
八体の中でも特に、三面六臂(手が6本)の阿修羅像は有名で、
三面、それぞれの顔の違いに驚かされるのではないでしょうか?

【阿修羅についての補足】興福寺宝物殿の解説から
「阿修羅」はインドヒンドゥーの『太陽神』もしくは『火の神』と
 記されています。
 帝釈天と戦争をするのですが、常に負ける存在だそうです。
 → この戦いの場を修羅場(しゅらば)


【興福寺 HP】 → こちらから

【阿修羅展情報】 → こちらから

【小学生用 ワークシート】 → こちらから

ダウンロード、プリントアウトし

「国宝 阿修羅展」をご覧になりながら使える

小学生用に「阿修羅展のワークシート」が用意されています。

【携帯サイトで阿修羅クイズを】

「阿修羅展を観ながら」
「興福寺のHPを見ながら」 挑戦してみてください!

草剛さんの事件・・・親は何を教えるか?
昨日、草剛さんの事件を聞いてから

胸に何かがつかえているようでなりません。

鳩山総務大臣の言動にも胸が痛くなりましたし。

と、いろんな思いはありますが、

親として、ここは子どもといろいろ話をする機会にしておきたいですよね。

子どもたちの中には剛くんの、あの人間味を感じさせる人柄や

優しさに好感を持っていた子は少なくないはずです。

きっと、今回の事件を身近なものに感じているはずです。

子どもたちは

この事件について自分の意見を語ろうとするかもしれません。

そんなとき、まだまだ、

言語が乏しく、自分の意見を整える情報も少ない彼らを

親である大人がサポートしてあげてほしいのです。

剛くんがしてしまったこと、普通の人なら軽い刑ですむのに!

また、剛くんの気持ち、有名人って?などなど

人間の弱さや社会のルールや、仕事などについて

親子で話をする機会にしていただいただきたいのです。

(草さんには、このことを乗り越え、新しい草さんに

なってこれまで以上に素敵なお仕事をしてほしい思います。)

2010年 入試のお話 その1
2010年の入試の台風の目?は

■志願者数減

今春並みに志願者数が減少する可能性があります。

2月1日、2日校でも作戦の立て方が大切ですね。


■ 都立一貫校 4校開校

2010年は4校開校しますから、私立中学校は影響を受けることは

避けられないでしょう。


中野地区中高一貫6年制学校(都立富士高等学校を改編)

練馬地区中高一貫6年制学校(都立大泉高等学校を改編)

八王子地区中高一貫6年制学校(都立南多摩高等学校を改編)

三鷹地区中高一貫6年制学校(都立三鷹高等学校を改編)



■ 2009年 サンデーショック

サンデーショックの影響で

合格へのチャンスが多かった今年とは違い、

女子の上位校は競争が激しくなると思われます。

(その1 終わり)

新学期…
ゆったりと過ごす2週間、親子の信頼関係を築くとき!

毎年、小学6年生の受験生以外の教え子たちには、

4月第二週、三週はゆったりと過ごさせています。

学習計画も通常の3分の1、または2分の1に絞っています。

どうしてか・・・。

それは、学校や塾で

クラス替えが行われたり、先生が変わったりと

子どもたちを囲む環境が変わるからです。


この時期、子どもたちは、親には見えないところで

環境の変化に対応しようと頑張っています。

子ども自身に自覚がなくても、心が疲れていることがあるからです。

でも、母親の日常は変わっていませんから、

子どもの心が頑張っていることを見落としてしまうことがあります。

また、この時期に親子の信頼関係を築いておくことが

その先の親子の対話をより豊かにする工夫でもあるからです。


そんな理由から、この時期はルール違反がないかぎり

子どもを受け止めてあげてほしいと

または受け止める準備をしておいてほしいと

お母さまたちにはお願いしています。



たとえば、母親のことばに今までにないような

乱暴な口調で答えることがあるかもしれません。

小4から小5のお子さんに多いのですが、

お友だちが変わると自分の知らなかった価値観に出会う。

すると、今までの自分の価値観が小さく見えてしまい

戸惑ってしまう。


また、友人や先生との意志の疎通がうまくいかなくなると

女の子は不安になり、イライラすることがあります。

無口になることもありますね。


こんなとき、親の心に少しのゆとりを設け、

子どもの心の変化を感じてあげてほしいのです。

そして、あまりにも心配なことがない限りは

何も聞かず、「いいの、いいのよ」と

やわらかい時を過ごせるようにしてあげてほしいのです。


また、それが子どものと信頼関係を築くことにもなります。


わたしの教え子たちは

受験を終えると異口同音にいう言葉あります。

「受験については、親とよく話をしたよ」

「友だちは親とよく喧嘩をしたっていうけど

おれはしなかったなあ。よく話はしたけど」

「親といろいろ語り合った」…と。


子どもたちは気づいていませんが、

母たちは、子どもたちと大切な時期に、大切なことを語り合えるように

受験よりはるか前から工夫や努力を重ねていたのです。


そして、そんな親子の信頼関係が

子どもたちのやる気を引き出していたのです。


さあ、今夜は、子どもがイライラしても、どうか母は笑顔で!

子どもが決めたことができなくても

「まあ、時にはできないこともあるか!明日は頑張ろう」と

ちょっとだけ大目に見てあげる。

そんな母になっていただきたいと思います。

市販教材(通信添削教材)の活用の仕方 第8回
市販教材の活用の仕方 第8回

★ 算数、数量の問題 ★

日常生活の中でたくさん経験できる数量の問題!

今回はこれを市販教材で学習する場合の工夫について、です。


たとえば、レシート1枚を手に取ってみてください。

足し算、引き算、消費税、商品の点数…

数を使ったものがたくさんありますね。

お菓子の箱を見てください。

重さ、量、個数、原材料の量。

新聞のスーパーの折り込みチラシには

足し算、引き算、掛け算(個数×分量など)

飲料水

大きなサイズと小さなサイズの比較で割り算、「かさ」などなど…。

学習の宝庫といえますね。


では、上記のものと市販教材または学校などをどう併用していくかですが、

お子さんが「算数得意!」ということであれば

日常の体験が先でも、問題集を解くのが先でもいいのですが、


【算数に苦手意識がある】または

【項目(足し算など)を学ぶのは初めてだ】というときは、

■ 学習(問題)に出てくる数量の基礎知識を

事前に日常のもので楽しく、遊び感覚で体験させておくといいですね。

このとき、メモ用紙とマジックを使ったり、

小さなホワイトボードを使ったり、

お店屋さんごっこをしたりできるとなおいいですね。



【数量に苦手意識がある】のお子さんの場合は、

★ 問題を解いてわからない、苦手だと思うのは

基礎情報が不足しているからなので、これで体験してごらん!

と声をかけておけばいいですね。

★ 【項目を学ぶのは初めてだ】のお子さんの場合は、

問題集や通信添削教材を学習する前に

日常生活で体験させておくと高い効果が期待できます。


では、教材の使い方についてのお話はいったん、ここで終わりにし、

またの機会に具体的な教材名を取り上げてお話してみたいと思います。

市販教材(通信教育教材)の活用の仕方 第7回
市販教材の活用の仕方 第7回

★ 算数 図形問題 ★

不得意な子が多い図形の問題。

今回はこれを市販教材で学習する場合の工夫について、です。


■ まず図形問題を不得意だと思ってしまう理由について

考えてみましょう。

・図形問題はその図形についての知識、情報がないと

イメージできない。

 平面図形の場合はまだ、図を書いてイメージを助けることが

できるかもしれませんが、立体図形やその展開図、投影図は

持っている図形の情報を操って、展開したり、投影したり

しなければなりません。

結果的に、図形ができない!と思ってしまう子は

■ 情報不足で考えることができず諦めてしまう

■ いまひとつ踏み込むことが

面倒で「わからない」と判断し諦めてしまう。

こんなケースがほとんどです。

そこで市販教材または学校などで図形を学習する場合、

お子さんが

【図形に苦手意識がある】または【図形を学ぶのは初めてだ】と

いうときは、

■ 学習(問題)に出てくる図形の基礎知識を事前にチェックさせておく

■ 「もの」(紙粘土や色紙、日常生活で目にするものの形)を活用して

その図形のイメージを持ちやすいように先行体験させておく

と効果的です。

このとき、【図形に苦手意識がある】のお子さんになら

★ 問題を解いてわからない、苦手だと思うのは

基礎情報が不足しているからなので体験してみよう!

そんな風に伝え、「もの」を使ってイメージや情報を助けてあげます。

★ 【図形を学ぶのは初めてだ】のお子さんになら

お子さんが学習する前に問題集をちょっとのぞいておいて

出てくる図形の基礎知識を日常生活で目にするものを使って

体験させたり、確認させたりしておきます。

そうして、すんなり問題が解ければ

お子さんは「図形得意!」と思えるようになっていきます。


では、次回は通信教材 算数、数量の問題はどうする!について

お話をさせてください。

市販教材(通信教育教材)の活用の仕方 第6回
市販教材の活用の仕方 第6回

★ 最初は良かったけれど・・・ ★

最近、通信教育を活用される方が増えましたね。

【通信添削の利点】は

手ごろな費用で学習習慣がつく。

基礎力がつく。

塾のようにたくさんの教材をこなすというのではないので
じっくり、達成感を味わいながら学べる。
などでしょうか?

最初はそんな目的をもって始められる方が多いのですが、

通信教育をはじめられてしばらくすると

お母さんたちの口から

「最初はよかったんですけど、最近は・・・」

「付録に感心があるようで・・・」

「適当にやって出しちゃうみたいなんですよ・・・」など

残念なコメントが出てくることがよくあります。

通信添削教材には

子どもが『ひとりでできる』

という利点があります。

でも、ひとりでできるからといって預けっぱなしにしておいては

子どもたちはすぐに飽きてしまします。

また、「早く、やりなさい!」「ひとりでできるんだから!」と

親が声をかけてやらせよう!とすると、

まるで親の言葉に反比例するかのように

子どものやる気はどんどん萎えていきます。

子どもを飽きさせない、

子どものやる気を持続させるには

やはり「面白み」というエキスが必要です。


もちろん「付録」があったり、ポイントがあったりと

添削会社さんもいろんな工夫をされていますが、

親がそうであるように、子どもにとっても

たとえ少しずつでもいいから

通信添削をはじめた本来の目的を達成している実感がほしい。

そうしないと「飽きる」「疲れる」に勝てなくなるのだと思います。

付録がほしくてはじめる子も少なくありません。

でも、そんな子どもたちも、心のどこかでは

「勉強が楽しくできるのでは?」という密かな期待があるはずです。

それを達成させるよう工夫していかねばなりません。

わたしは教え子のお母様と相談し、

通信添削の教材を読み聞かせの題材にしたり、

子どもが親に読み聞かせをする題材にしたりしています。

たっぷりと教材の文章を読み、

親子でその文面の内容を話題して話し合います。

それが終わってからやっと問題を解くようにしてます。

子どもたちは問題を見て「解ける」と確信するのでしょうね。

自分からすらすらと解くようになります。


また、ちょっと飽きてきたかな?と感じたら

添削担当の先生にちょっと声をかけ、

子どもに言葉をかけていただいたり、

コメントをいただいたりして、

先生に親近感が持てるように工夫します。

そして、「先生が待ってくれているよ」

「先生をびっくりさせちゃおうよ!」

「先生に聞いてみたら?」

と、やる気を引き出せるよう工夫します。

過去に、通信添削の先生とのやり取りが国語力になったという

子どももいましたし。

 送られてきたものを「やりなさい!」と声をかけてやらせるのではなく、

そこにママにしかできないひと味を加え、

本来の目的を達成させ、子どもの心を満たしてあげてはいかがでしょう?


では、次回は通信教材 算数、図形の問題はどうする!について

お話をさせてください。